結婚して家族になるということは、将来の不安やリスクも共有することになります。一緒に暮らしていく夫婦として、もしかしたら自分やパートナーに予期せぬアクシデントが起こるかもしれません。保険についても、独身時代とは必要な保障(補償)が変わってくるため、見直しや加入を検討する良い機会となります。
まずは加入している保険をチェック
結婚のタイミングで保険を検討していると、「実は親が加入してくれていた」、「就職したとき職場ですすめられて加入した」など、自分があまり意識しないまま、保険に入っていたというケースがかなり見受けられます。
まずは、両親に聞いてみたり、職場に問い合わせるなどして、自分にそのような保険があるかどうかをチェックするところから始めてみましょう。
このアクションはとても重要です。結婚して新たに保険を考える際に、お互いの加入状況や内容を知らないと、同じような保障(補償)にダブって加入してしまったり、もらえるはずの保険金が受け取れないなんてことにもつながり、損をしないためにも強くおすすめします。
すでに加入している保険が見つかったら、続けるかやめるかはシンプルに考えましょう。
今のライフスタイルに合っているなら継続するべきですし、逆にそぐわないと感じるのであれば、いっそのこと解約して入り直した方が良いかもしれません。
死亡保障を検討しましょう
新婚カップルは、子どもができるまで共働きするケースが多いので、夫婦のどちらかに万が一のことがあっても、大きく生活に困ることはないと思われます。しかし、お葬式代やお墓代などのためには、ある程度まとまった金額が必要になってきます。パートナーに迷惑を掛けないためにも、夫婦ともに、お葬式代程度の死亡保障を準備しておくと安心です。
のこされたパートナーには、日々の生活費や、ご家庭によっては自動車ローンや家賃など、毎月の支払いがのしかかります。こうした万が一の場合に想定される家族への負担を少しでも和らげるためにも、生命保険(死亡保険)の検討をしてみてはいかがでしょうか。
医療保険の加入は結婚のタイミングがおすすめ
これから妊娠や出産を考えている方で、医療保険を検討している場合は、できるだけ早く加入することをおすすめします。妊娠がわかってから医療保険に加入すると、妊娠・出産に関する保障(補償)は「対象外」になることがあります。
また、加入できる期間が「妊娠27週まで」と制限されていることもあります。妊娠・出産にはさまざまなリスクがあるので、不安を少しでも減らすためにも、医療保険は“妊娠前”に加入しておくことをおすすめします。
また、近年では若い女性でも、乳がんや子宮がんなどのリスクが高まっていますので、女性特有の病気に手厚い医療保険も検討してみてもよいでしょう
妊娠前 | 申し込み可 |
---|---|
妊娠27週未満 | 条件付き(異常妊娠・異常分娩は不担保)でお申込み可 |
妊娠27週以降 | お申込み不可 |
※加入の可否は一例です。保険会社により加入条件は異なります。
名義変更も忘れないようにしましょう
- 保険金受取人の変更
- 改姓・改名
- 契約者の変更
- 指定代理請求人の指定・変更
- 住所・電話番号の変更
- 保険料振替口座の変更
- 保険料お払込方法の変更 など

この記事を書いた専門家
清田顕彦(せいたあきひこ)
ファイナンシャルプランナー
神奈川県平塚市で創業45年の保険プロ代理店 株式会社アマヤ 代表取締役
保険の知識が無いために大損をしてしまう方をひとりでも多く助けたいと思いお役立ち情報を発信しています。
オンライン無料相談も受付中。
ご相談はこちらから